『情炎』より4年ほど前の山本富士子 |
(以下は内容に細かく触れているので、これからみたいひとは読まない方がいいです!)
勝新に少々がっかりしながらみていたのだけど、後半になると目から水が。周りからも嗚咽が聞こえ始めた。下宿屋の娘の罠や船越事件などが起こり、どんどん富士子が追いつめられていく。わたしのなかのクライマックスは、お世話になった新聞社の先生が、新聞で富士子に向けたメッセージを掲載していたことがわかったところ。その優しさに、それを読んだ富士子の気持ちに、、もう涙腺は崩壊だった。手元のハンカチで鼻水ふいたよ。
だけど新聞社の先生のメッセージもむなしく富士子は自殺してしまい、絶望のなか映画が終わるのでした。
▶『情炎』衣笠貞之助(神保町シアター)
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